埼玉県環境科学国際センター機関リポジトリ(個別情報)
■ ID 1161
■ 種類 論文
■ タイトル
Polychlorinated dibenzo-p-dioxins, dibenzofurans, biphenyls, and naphthalenes in plasma of workers deployed at the World Trade Center after the Collapse
■ 著者   Yuichi Horii  埼玉県環境科学国際センター
  Qinting Jiang  中国浙江出入国検査検疫局
  Nobuyasu Hanari  (独)産業技術総合研究所
  Paul K.S. Lam  香港市立大学
  Nobuyoshi Yamashita  (独)産業技術総合研究所
  Robert Jansing  ニューヨーク州立大学
  Kenneth M. Aldous  ニューヨーク州立大学
  Matthew P. Mauer  ニューヨーク州保健局
  George A. Eadon  ニューヨーク州立大学
  Kurunthachalam Kannan 
   
■ 出版元 American Chemical Society
■ 出版年 2010
■ 誌名・巻・号・年 Environmental Science and Technology, Vol.44, No.13, 5188-5194, 2010
■ 抄録・要旨  米国ワールドトレードセンター(WTC)の崩壊後、ビル周辺の復旧作業に従事したニューヨーク州の雇用者及び州兵員から採取した血漿について、ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(PCDDs)、ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDFs)、ポリ塩化ビフェニル、ポリ塩化ナフタレンを分析した。試料は、ダスト・瓦礫や煙に対する個々の暴露ランクに基づいて、more smoke exposure (MSE)、more dust exposure (MDE)、less smoke exposure (LSE)、less dust exposure (LDE)に分類し、MSE、MDE、LSE、及びLDEの4グループにおける平均濃度は、PCDDsについて1,070、223、3,690、732pg/g lipid wt、PCDFsについて910、1,520、230、117pg/g lipid wtであった。2つの高暴露グループにおいてPCDFsが有意に高い値を示した。測定より得られた毒性等量(TEQ)は、PCDFsについては高暴露グループで、一方、PCDDsについては低暴露グループで高い値となった。一般的な血液中ダイオキシン類の濃度組成と得られた測定結果から、血漿中PCDFs濃度は、WTC崩壊後の煙やダストの暴露によって上昇したものと考えられた。
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